正直に言うと、茅ヶ崎そのものは紅葉の名所ではありません。サザンビーチのイメージが強く、色づいた木々を求めて検索する人にとっては拍子抜けする土地かもしれません。ただ、丹沢や大山、鎌倉方面の紅葉スポットへ足を伸ばすなら、茅ヶ崎・平塚エリアは意外と便利な拠点になります。今回、実際に拠点として選べる宿を洗い出したところ、条件に合ったのは3軒だけでした。
拠点として宿を選ぶときの基準
紅葉狩りの拠点探しで見るべきは、温泉の有無より「駅からの近さ」「朝の出発しやすさ」「一日歩いた後に体を温められるか」の3点だと個人的には思っています。以下の3軒を、客室・設備、食事、配慮ポイント、評点で並べてみました。価格は2026年9月時点、2名1室1泊の目安です。
| 宿名 | 客室・設備 | 食事 | 配慮ポイント | 評点 |
|---|---|---|---|---|
| 東横INN湘南茅ヶ崎駅北口 | コインランドリー、禁煙ルーム | 朝食評価3.83 | 駐車券の提示が必要 | 清潔感4.03 |
| 8HOTEL CHIGASAKI | サウナ、屋外プール、コネクティングルーム | 朝食評価4.63 | ペット同宿可 | 接客評価4.47 |
| やまいち旅館 | 大浴場、家族風呂、ジャグジー | 夕食評価4.39 | 東名厚木ICから車で30分 | 接客評価4.25 |
こうして並べると、3軒ともタイプがまったく違うことが分かります。駅近で身軽に動きたいか、湯上がりの体を整えたいか、旅館らしい大浴場と食事を求めるか。ここで方向性を決めてから読み進めるのがおすすめです。
紅葉シーズンの拠点になる宿3軒
茅ヶ崎駅から徒歩4分、紅葉狩りへ身軽に出発できる「東横INN湘南茅ヶ崎駅北口」

東横INN湘南茅ヶ崎駅北口は、JR東海道線茅ヶ崎駅北口から徒歩4分。丹沢方面へ向かうにも、鎌倉・江ノ島方面へ向かうにも、まず駅まで歩いてしまえるのが強みです。
最安値は5198円からで、朝食付きプランは10396円。紅葉のシーズンは早朝出発になりがちなので、朝食が確保されているのは地味にありがたいポイントです。ただ、評点を見ると清潔感が4.03と一番高く、朝食は3.83とやや控えめ。過度な期待はせず、あくまで移動の拠点と割り切るのが正しい付き合い方だと思います。
駐車場ありという記載も見つけましたが、公式サイトの案内では「ご宿泊のお客様は、フロントにて駐車券のご提示をお願い致します」とあり、提示を忘れると1時間ごとに300円が発生する仕組みになっています。車で丹沢方面へ向かう予定なら、チェックイン時に駐車券をもらい忘れないようにしたいところです。
コインランドリーやインターネット環境も一通り揃っていて、荷物を軽くして紅葉狩りに出るビジネスホテル的な使い方に向いています。豪華さを求める宿ではありません。
サウナで一日の冷えをほどく、湘南ビーチ発想の「8HOTEL CHIGASAKI」

8HOTEL CHIGASAKIは茅ヶ崎駅南口から徒歩約4分。3軒の中でいちばん評点が全体的に高く、朝食評価は4.63、接客評価も4.47と、数字を見ているだけで期待が高まります。
紅葉狩りで一日中歩き回った後は、体が芯から冷えていることが多いはずです。この宿にはサウナと屋外プールがあり、公式サイトの紹介では「隣り合った2つのお部屋を内扉でつなぐコネクティングルームです」と説明されるコネクティングルームも用意されています。家族や友人グループで、部屋を分けつつ行き来できる作りです。
届いている口コミには「リゾート感満載でプールも最高」との声があり、11月でも屋外プールとサウナは通年利用できるようです(プランによっては利用できない場合もあるとのこと)。紅葉というより海辺のリゾート感が強い宿なので、色づいた木々とビーチカルチャーの落差そのものを楽しむ、という選び方もありだと思います。
最安値は5950円、ショートステイプランは11900円。ペット同宿可というのも、他の2軒にはない条件です。
大浴場と家族風呂、夕食バイキングまで揃う平塚の「やまいち旅館」

やまいち旅館だけは、茅ヶ崎ではなく平塚駅南口から徒歩5分にあります。ただ、東名厚木ICから車で30分という立地は、丹沢や大山方面へのアクセスを考えると悪くありません。旅館らしい設えを求めるなら、3軒の中で選ぶべきはここです。
大浴場・サウナ・ジャグジー・家族風呂まで揃う風呂
風呂まわりの設備が一番充実しているのがこの宿の特徴です。大浴場、サウナ、ジャグジー、家族風呂がそろい、紅葉狩りで冷えた足腰を温める場所としては申し分ありません。評点でも風呂は4.08と高めで、寄せられている口コミには「食事が美味しく静かでゆっくり休めた」とあり、静けさを求める人にも合いそうです。
夕食評価4.39、朝食評価4.39の食事
夕食評価と朝食評価がどちらも4.39と、3軒の中で唯一「食事」が明確な強みになっています。プランの中には男性専用の素泊まりプランもありますが、そもそも料理を軸に選ぶなら朝夕とも食べられるプランを選びたいところです。公式サイトの案内では「看板犬のぽんちゃんも登場しますのでぜひ見に来てくださいね」と紹介されていて、犬好きの家族連れには小さな楽しみになりそうです。
最安値は6500円から。素泊まりプランは13000円でした。接客評価4.25、立地評価4.15と、全体を通して大きな不満は見当たりません。
紅葉狩りの帰りに大浴場でゆっくり温まりたい人には、正直この3軒の中で一番おすすめです。
エリアと交通、紅葉スポットへのアクセス
茅ヶ崎・平塚エリアから紅葉狩りに向かう場合、車なら丹沢湖や大山方面、電車なら鎌倉方面が候補になります。ただし、これらの紅葉スポットの見頃や混雑状況、具体的なアクセス経路については、今回集めた宿泊施設の情報の中には含まれていません。出発前には、行き先側の観光協会や気象情報サイトで最新の紅葉状況を確認することをおすすめします。
宿を選ぶ基準としては、車移動なら駐車場の有無と精算方法、電車移動なら駅からの徒歩分数を優先するのが実用的です。3軒とも駅・IC双方へのアクセスは確保されていますが、駐車券の扱いだけは事前に把握しておくと当日ばたつきません。
予約の勘所
紅葉シーズンの週末は、駅近の宿から埋まりやすい傾向があります。特に評点の高い8HOTEL CHIGASAKIは早めの確保が安心です。 朝食付きプランを選ぶかどうかは、出発時刻を先に決めてから判断するとよいでしょう。早朝出発なら朝食なしプランのほうが動きやすいこともあります。 車移動の場合は、駐車券の提示や精算のルールを予約サイトの記載だけでなく、チェックイン時にも確認しておくと安心です。
まとめ
茅ヶ崎そのものに紅葉の名所はありません。それでも、拠点として選べる宿は3軒あり、それぞれ性格がまったく違います。身軽さなら東横INN湘南茅ヶ崎駅北口、湯上がりの温まりならサウナ付きの8HOTEL CHIGASAKI、旅館らしい食事と風呂を求めるならやまいち旅館。目的地までの距離と、帰ってきてから何をしたいかで選ぶと、この3軒の違いがそのまま決め手になるはずです。🍂
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